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脇田又次

太古の宝 21世紀に活かす


珠洲の珪藻土(けいそうど)は1200万年前の植物プランクトンの死がいがたい積したもんやわね。そんなもんを二十一世紀になって切り出して、七輪作っとるなんて「不思議なもんや」と思わずにおれん。

 珪藻土の七輪の特長は、真っ赤になっても外側は火傷(やけど)するような熱さにならんことやね。保温断熱効果が高いんや。燃料をうまいこと使えるから省エネにもなる。金属でできたバーベキュー道具やらがたくさん出回っとるけど、切り出し七輪は金具を離せば、土に返るからゴミにもならんわけや。珪藻土は、これからの時代にうってつけの「宝」やね。

 材料になる珪藻土の目に見えない亀裂が面倒なんや。六−七割が七輪になれば良いとこ。塊を切り出した時点で、亀裂の入っとるやつはポロッと落ちる。その時は大丈夫でも、穴を掘って形を整える時に崩れる。窯の中に入れて焼いて「こっで良いかな」と仕上がりを見たら、全体の三分の一に亀裂が入っとったこともある。二十五年やってやっと目も養われたけどな。

 買ったお客さんから連絡が来ると嬉しいもんじゃ。「使うのがもったいない。飾っときたい」と言うてくれるのを聞くと、なおさら変なものは出されんなと思って緊張しますよ。自分で満足できるがを作り続けます。
脇田又次(創業者)

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